モスタル橋のそばにある石碑。
モスタル橋のそばにある石碑。
翌朝、用意をすると、朝８時半ぐらいに宿を出ました。
バス停まではたっぷり３０分くらいかかって歩いていきました。朝日を浴びて美しい石橋を左手に通り過ぎて、マーシャルチトー通りに出ます。道沿いにはまだぼろぼろの廃墟が残っていたりして、何というかエグいんだなあ。かと思うと、横にはぴかぴかのモスクがあったりするわけで。その脇を、日本が援助したという黄色いバス（日の丸プリント有り）が通り過ぎていきます。こういうバスはサラエボにもありました。遠く海を隔てた異国の地で、日本のバスが通っているのはすごく不思議です。そして、ほとんどの日本国民はそれを知らないのです。なんともシュールな図でした。
バス停では、昨日エド君に教えてもらったとおり、十時発のバスチケットをゲットできました。チケットといっても手書きで、それが逆に新鮮でした。ほっとしてチケット売り場を出ると、周囲をふらふらしていたおっちゃんけど、ドブロヴニクにいくの？ なら乗り場はここだよ、と教えてくれました。
これがプレスカヴィッツァだ！ 朝ご飯にはちと重い
懸念のバスチケットを入手できたのと、時間がまだあるのとで、私は、バスターミナル脇のカフェに入りました。ほっとしたらおなかがすいてきていました。そういや、名物のプリェスカヴィッツァって食べてないなあ、と思い、頼んでみたら、すごいのが出てきました。朝からハンバーグステーキかよ。これプラスコーヒーとジュースで９．５マルカ。こんなに食べられるかなあ、なんて思ってましたけど、ぺろりと平らげてしまいました。
満腹になってドブロヴニク行きのバス乗り場に戻ると、すでに何人もの人が待っていました。サラエボからモスタルに行くときと違うのは、明らかに観光客とおぼしき外国人が多数混じっていることです。リゾートに行くぞーっていうオーラを出しているお姉ちゃん軍団がいたり、かっちょいいサングラスをかけたあんちゃんがいたり。
しばらくすると、バスがやってきました。私は、そんなリゾート軍団に混じって、ユーロラインのなかなかゴージャスなバスに乗り込みました。
川沿いの風景
ネレトヴァ川沿いの風景はとても美しく、のどかでした。でも、いろんなところでお墓を見かけたのです。変な話だけど、お墓が風景にとけ込んでしまっているかんじ。それは、トルコ風だったり、キリスト教風だったりしたけど、どれもそんなに古い感じはしなかったのです。
ボスニア・ヘルツェゴビナの人たちは、とても親切でした。すくなくともそれがツーリストむけのものでしたとしても、バス停で困っていたときや、メニューの読み方がわからないときなど、声をかけてくれて、いろいろと教えてくれました。そして、「Ｈｖａｌａ（ありがとう）」と私が言いますと、ちょっとうれしそうにほほえみ返してくれるのです。
ボスニア・ヘルツェゴビナでは、古くから多様な民族が仲良く暮らしていたといいます。旅行前に読んだイヴォ・アンドリッチの小説でもサラエボに住むセルビア人が主人公でしたし。モスタルでもふつうにムスリム人とクロアチア人が一緒に住んでたっていうし。
ボスニア・ヘルツェゴビナでは、セルビア人、ムスリム人、クロアチア人と、三つどもえのどろどろの紛争が起きました。いま、サラエボ市街に住むセルビア人は以前よりも全然減ってしまったというし、モスタルでも、ムスリムとクロアチア人は別々に住んでいるといいます。私が行った観光地では、もう戦争の傷跡はそれほど明らかではなかったけれど、かすかに残る痕跡には、紛争のあとが深く刻まれているのを感じました。それは、本当に些細なところにあるきがします。
デイトン合意で、ボスニアは実質上２つの国に分かれました。ＲＳ（セルビア人共和国）と、ＦＤ（ボスニアヘルツェゴビナ連邦）と。停戦で、戦争は終わったけれど、それは国を２つに割って、すべての問題を棚上げにしただけで、実のところさっぱりなんにも解決していないらしいのです。なにかのきっかけがあれば、また紛争が起こることも、ありえるかもしれない。何よりも、分かれてしまった人の心が以前のようには戻らないんだろうな、というのは通りすがりの私でもなんとなくわかりました。
ボスニア・ヘルツェゴビナをまわって、すごく実感したことがあります。
当たり前のことなんだけど、、、人を殺すこと、傷つけることは、絶対にいけないことだということ。やってはいけない。なぜならば、殺した人も、殺された人も、破壊されてしまうから。その人生を、家族を、ひとと人との、絆を。
ボスニア・ヘルツェゴビナとクロアチアの国境
バスは山間の道を進みます。途中小さな街をいくつか通り過ぎて、お昼少し前にメトコビッチにたどりつきました。
窓の外にはクロアチアの国旗と、ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗がはためいています。
そう、メトコビッチは、クロアチアとボスニア・ヘルツェゴビナの国境なのです。
いよいよ国境越え。当然日本には、陸路の国境はないので、さすがにちょっと緊張。バスが停まると、車掌さんがバスの中の人たちのパスポートを集めて詰め所に持っていった。バスの中の人たちは慣れたようにパスポートを渡していたけど、私はちょっと不安そうな顔をしてたのかもしれません。ですけど、車掌さんは、大丈夫だよ、というように少しほほえみかけてくれました。
窓の外を見ると、ボスニア・ヘルツェゴビナの国章をつけた人たちと、クロアチアの国章をつけた人たちがうろうろしていて、さすがにものものしい。印象的なのは、２つの国の人たちが全然仲良くしていないことでした。
しばらくすると、パスポートを持った兵隊さん（？）がやってきて、一人一人の顔を確認しながらパスポートを返してくれました。通り過ぎる彼の腰には、黒い拳銃が吊してあった。本物に間違いないだろうその武器は、重たそうで、冷たそうで、ちょと禍々しい感じがしました。
余談なんだけど、ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗というのけど、綜合警備保障（ＡＬＳＯＫだね）のマークに似ていて、なんとなく警備員さんを連想してしまったよ。
アドリア海の絶景。バスは右側に席を取るべし。
相変わらず綺麗だなー、と窓にかぶりつき。路線バスなので、途中で降りる人がいたりして、それもなかなか興味深い。
そういえば、今回は、ネウムでお買い物休憩がなかったです。ネウムでお買い物をしようと思っていたので、ボスニアのお金をとっておいたのだけど、残念ながら余ってしまいました。がっかり。
余談だけど、ネウムというのはクロアチアの飛び地になっているボスニアの地名。ボスニア唯一の海岸線なのです。ちなみに、クロアチア北部からドブロヴニクに行くには、かならずこのネウムを通らないと行けません。ので、いまクロアチアはドゥブロヴニクから西へ突き出したペルジェサク半島とクロアチア本土との間に全長２３７４メートルの橋（ペルジェサク大橋）をかけて、ネウムを通らない新ルートを建設しようとしているとのこと。ネウムを通るルートも、これからは少なくなっていくのかもしれません。
ドゥブロヴニクの入り口、トゥジマン大橋
さらにすすんで、大きな白い橋が見えてくると、もうすぐドブロヴニク。（ちなみにこの橋のなまえはトゥジマンといいます。以前のクロアチア大統領の名前だね）
ドブロヴニクは二回目だけど、わくわくがとまらない。
バス停内の地図
ドブロヴニクは２回目なのですけど、バス停は初めて。
バス停を降りると、からっと乾きつつも、暖かな空気が顔をなでました。ここは暑い。そして、なぜかおばちゃんがだだだだっと集まってきて、「Do you need accomodation?」と声をかけてきます。
これが有名なソベおばちゃん（クロアチアだと、一般民家を旅行者に間貸ししてくれるらしいのです。で、お客をバス停でゲットしようとするのだね。部屋のこと「sobe」というので、ソベおばちゃん）かぁ、とおもいつつ、ゴメンね、今日の宿はあるの、とかき分けた。
まずは両替。バス停に換金所があるので、１０５ユーロをクロアチアの通貨クーナに換金。７４４クーナに。おっちゃんに、ボスニアのマルカを換金して、とお願いしたら、ボスニアンマルカはここじゃだめ。旧市街に変えられるところがあるからそこで変えてごらん、と言われました。さらにおっちゃんは、どこにいくの、と聞いてきました。
「スタリグラード（旧市街）だよ」
と答える私。
「それじゃあ、そこのチケット売り場で８クーナでチケット買って、１ａか１ｂのバスにのるといいよ。乗り場はあっち」
と教えてくれました。スーツケースをがらがら引っ張って乗り場を探していると、「俺は日本に４回も行ったことがあるんだよ、船乗りなんだ！」というおじいさんが声をかけてきて、またしても、「部屋探してる？」と聞いてくる。ごめんね、もう部屋は取ってあるの、とこたえると、別に引き留めもせず、「じゃあ、バス停はあっちだよ」と教えてくれました。
それでもわからずに、うろうろしていると、こんどは仲良く２人でアイスを食べているおっちゃんが「ローカルバス停は、このでっかいターミナルをでたこっちだよ」と教えてくれました。やっとわかったので、お礼を言うと、ウインクを投げてきました。
なんか、会う人会う人、ことごとくボスニアとノリがちがう。あえて日本で言いますと、関西系？ これが国民性の違いなのかぁ、と思いつつ、バスに乗り込む私でした。
ネニーおばちゃんのうち
約一年ぶりに旧市街にたどりつきました。以前はアドリア海が見渡せたレストランナウティカのまえは工事中で、懐かしのピレ門も工事中でした。
旧市街に入ると、また迷った。旧市街には来たことが有るし、事前に宿主に場所の説明は受けていたので、なんとなく場所はわかっていたのですけど、細かいところがわかりません。メールをプリントアウトした紙を地元民らしいお姉さんにみせると、道案内してくれました。
ドアのチャイムを押しました。しばらくすると、扉が開いて、おばちゃんが現れました。
デカイ。
それが最初の感想。
いや、クロアチアの人はたいがいが大きいのですけど、この人の場合は、横にでかいのです。横に大きくて、背はふつう。白いエプロンをつけていて、色の薄い髪を結い上げていました。さながら、森久美子のクロアチア版とでも行ったところでしょうか。これがネニーおばちゃんでした。
「あらー、早かったわね。いらっしゃい！」
と、おばちゃんは英語で言いました。よろしく、と挨拶すると、おばちゃんは私を中に招き入れ、階段を上って私に手招きしてくれました。
玄関は、広くなかったです。入り口のすぐ横に扉があって、privateと書いてあります。中からいぬの鳴き声が聞こえて。おばちゃんはそこから出てきていたから、一階はおばちゃんの部屋なのかもしれません。
玄関扉の真向かいは、急ならせん階段になっています。上を見上げると、天井にあかりとりの窓があって光が差し込んでいます。それでもずいぶん上にあるらしく、階段は薄暗かったです。旧市街の中にあるためか、床面積は小さいけど、縦に長い構造みたい。登りだすと、壁にカワイイ絵が飾ってあったり、なかなかおしゃれでした。
案内された三階が私の部屋でした。その間、ネニーおばちゃんはずーっと英語でしゃべり続けていた。さっき雨降ったのよ、晴れて良かったわね。道が混んでなかった？ いま工事中だからもっと遅いとおもってたのよ。びっくりしたわー！ てなかんじで。ヴァリッダさんや、マリヤさんとはだいぶ違う感じ。
部屋の広さはそれほどでもなかったけど、白い壁と、青いライトが綺麗な部屋。なかなかすてきでした。
クロアチアの国旗
思えば、旧市街の宿に泊まるのが夢だったんだよなぁ、と感慨もひとしお。
ネニーおばちゃんはなかなか親切で、おいしいというレストランも教えてくれました。ココ行きなさい、とおしえてくれたところは、たぶんけっこう有名なカメニツェと、マルコポーロというところでした。
話が一段落したところで、おばちゃんが聞いてきました。
「ところで、このあとあなた達どこに行くの？ バスチケット買わないとだめでしょ」
「コトルだよ」
それまでマシンガンのように話し続けていたネニーおばちゃんの顔がぴくっと引きつった（ような気がしました）。
「コトルって、モンテネグロの？」
私がうなずくと、ネニーおばちゃんはさらに微妙な表情になりました。
こんなのがピレ門のまえに張ってあります。「1991-1992 ユーゴスラビア軍セルビア・モンテネグロによりうけた攻撃によりドブロヴニクが被った被害地図」
ドブロヴニクは、９１年に、セルビア・モンテネグロの軍に攻撃されています。１５年まえもおばちゃんはココにいたのでしょうか？ だとすれば、私は彼女の街を攻撃した敵の国に行くことになるのです。コトルからさらに敵の本拠地ベオグラードにいくなんて、、、言えないよなあ。ボスニア・ヘルツェゴビナといい、ココといい、セルビアの評判はすこぶる悪い。セルビアを行程に入れたことを少し後悔しはじめていました。
城壁めぐれます
ともあれ、宿で一休み。朝ご飯がすんごいプリェスカビッツァだったので、あんまりおなかが空かない。時間も中途半端でしたので、アイスを買って、城壁でも歩いて、おなかを空かせようか、ということに。
ドブロヴニクは、分厚い城壁に護られた街。東からはオスマントルコがバルカン半島に勢力を伸ばし、 西からはベネチアが地中海の覇権を巡った１５世紀、１６世紀を通じて、独立を保った誇り高く歴史ある街。当時は共和国。
その共和国を守り抜いたのが、１５世紀、１６世紀を通じて増築されつづけたドブロヴニクを囲む城壁。この上を歩けるのがドブロヴニクの最大のハイライト。
ピレ門脇の入り口から一人５０クーナで城壁に上ります。東を向けば、眼下に朱色の甍が連なるドブロヴニク旧市街が広がりました。視界を遮るもののない城壁からの眺めは筆舌に尽くしがたいものがあります。
プラツァ大通り
朱色の屋根の間に、メインストリートプラツァ大通りがまっすぐにつづいています。一様に敷き詰められた大理石の道は、かつての水路を埋め立てたもの。道の両脇には色鮮やかな軒を出した店が並び、たくさんの人がさざめくように歩くのがわかります。
南に目を送れば、手すりのない細い城壁の道が坂になって続きます。手すりがないなんて日本では考えられないけれど、ちっぽけな危険は、開放感と比べればとるに足らない感じです。
ロブリエナッツ要塞
滑らないように気をつけながら歩いていくと、やがて海が見えてきます。アドリア海です。どこまでも広い海から、この美しい街を護るように、要塞がそびえ立っているのも目に飛び込んできます。岩のボカール要塞とロブリエナッツ要塞。かつては、ドブロヴニクに入ってくる船を監視するためにあったといいますが、いまはその役目を終えて、静かに海の上にたたずんでいます。
すこし曲がって先に進めば、波に洗われる岩場にそびえる城壁そのものの姿も見えてきます。その、威容は、５００年以上もドブロヴニクを護り続けてきたからこそのもの。
ため息が出るほどの美しさとはこのこと。
山有り、海有り、屋根有り、船有りの絶景です。
ところで、城壁巡りをしていると、ツアー客らしき日本人ともたくさんすれ違いました。実際、日本人と一番会ったのは、ドブロヴニクでした。（ちなみに２番目はモスタル。コトル、ベオグラードで一人ずつ。サラエボでは日本人は会わなかったな）クロアチアはいま売り出し中の旅行先らしく、ＪＴＢもザグレブに支社を出したようです。
実際、とってもいいところだから、これから日本人が山のように来るんだろうなぁ。秘密にしておきたい気もするけど。
ドブロヴニクを見下ろす
城壁巡りで一番のクライマックスは、ミンチェタ要塞。ここからはドブロヴニクがよく見下ろせます。屋根の色が微妙に違うのがわかりますか？濃いオレンジ色は新しい屋根、ユーゴ軍に壊されてしまったために作り直されたもの。ちょっとくすんだ色は、戦争で壊されなかった屋根。
でも本当に綺麗だったなぁ。
ちなみに一周５０Ｋｎ。途中でチケットチェックもあるので、チケットはなくさないように。
タコサラダ
城壁も巡り、程良くおなかが空いてきたところで晩ご飯にしようと言いますことになりました。
ネニーおばちゃんにおしえてもらったカメニツェへ。ここは地球の歩き方にも載っている有名なお店。
まずはタコサラダ。
ニンニクが利いてて、酸っぱくて、激ウマ。
次がムール貝のグリル。
これもおいしかった。何しろ、貝のエキスがたっぷり。素手でがつがつ食べまくる私。
最後がイカスミのリゾット。
これもねえ、おいしかったですよ。クロアチアの国産ビール、オジュイスコとまた合うわけで。
絶品シーフード
ボスニア・ヘルツェゴビナでお肉料理が多かったので、シーフードが本当においしかったです。オープンカフェで、いろいろな人が通り過ぎるのを見ながらの御飯は最高。
全部食べて二人で２００Ｋｎぐらいだったかな。ドブロヴニクの物価から考えると、激安だと思います。
オススメです。
夜景
御飯を食べ終えてから、私は旧市街をゆっくりと散歩しました。
大理石の道は、夜の街灯を受けて、ぬれたように真珠色に輝いています。本当に綺麗でした。
特筆すべきことだと思うけど、旧ユーゴは地球の歩き方の脅しに反して、かなり治安がいいと思います。何かを盗まれたとかは全くないし、たいがいのひとは親切。現地語でまくし立てられて、はてなマークが飛び交っていると、英語がわかる人が通訳してくれるし。
そして、ドブロヴニクも、夜にふらふらしていても全く平気だったりする。
なんというか、ディズニーシーチックなところなのです。もちろん、入場料無料の。（ていうか、こっちが本場ですね？）
夜でも安心
プラツァ通りにはたくさんのおみやげやさんがでていて、夜遅くまで開いています。
一軒、本屋があったので入ってみました。
日本の漫画が有りましたよ。藍より青しがあったな。あとは、ドブロヴニクの歴史の本や、クロアチアやギリシアなどの各国のガイドブックがぎっしり。
ロンリープラネットシリーズもありました。（ロンリープラネットというのはアメリカの出版社が出している英語のガイドブックだね。全世界ほとんどの場所を網羅している、バックパッカー必携の書、みたい）
そこで気づいたのですけど、クロアチア、Ｅａｓｔａｒｎ Ｅｕｒｏｐａ、ギリシア、など、クロアチア近隣のガイドブックは平積みでおいてあるのですが、私がこの旅で重宝した「Ｗｅｓｔｅｒｎ Ｂａｌｋａｎｓ」はおいてないのです。この本には、クロアチアはもちろん、セルビア、スロベニア、ボスニアと、旧ユーゴは全部網羅しています。しかし、この本屋には、「Ｗｅｓｔｅｒｎ Ｂａｌｋａｎｓ」はおいていない。たしかに、セルビアの情報も載ってはいるけど、クロアチアのガイドにもかなりのページを割いている本だというのに。敵国の情報が載っている本は置かない、ということなのかなぁ。