今回の旅行にかかった費用について簡単に記します。
まぁ、備忘録程度に。
１ユーロ１６３円、１KM８１円、１Kn２４円、１Din２円（２００７年５月）
航空券
ルフトハンザドイツ航空 にてウェブで予約。だいたい１５万円ぐらいです。燃料費が高いですね。
利用した宿(すべてダブルルーム。一人分の料金です)
サラエボ GuestHouseHalvat ２泊 61.90Euro
モスタル Pansion Mostar １泊 15Euro
ドブロヴニク Gull's Home ２泊 52Euro
コトル Hotel Marija １泊 54Euro
ベオグラード Hotel Moskva ２泊 155Euro
移動費
サラエボ空港から市内へのタクシー 15Euro
市内からサラエボバスターミナルへのタクシー 5KM
モスタルからドブロヴニクへのバス代 21KM
ドブロヴニクターミナルから旧市街へのバス代 ８Kn
ドブロヴニクからコトルへのバス代 98Kn
コトルからバールへのバス代 ４Euro
バールからベオグラードへの列車代金（一等車） 20,50Euro
ベオグラード市内から空港までのタクシー代 1450Din
手荷物預け代
サラエボのバス １KM
モスタルからドブロヴニクへのバス １KM
ドブロヴニクからコトルへのバス ８Kn
食事代金
サラエボ
チェバプチチ屋さん チェバプチチ、ヨーグルト（２人前） ７KM
モリチャハン サラエボ料理いろいろ（２人前） ３８KM
モスタル
川沿いのレストラン シーフードパスタ、トルココーヒー、ビール １２KM
旧市街のピザ屋さん テイクアウトのピザ（一枚） ８KM
バス停脇のカフェ プリェスカビッツァ、コーヒー ９．５KM
ドゥブロヴニク
旧市街のアイス屋 アイスクリーム ４Kn
カメニツェ ビール、ムール貝のグリル、イカスミリゾット、タコサラダ（２人前） １９８Kn
グラドスカカヴァナ ロジャタ、コーヒー ３４Kn
カフェcele コーヒー １５Kn
旧市街のレストラン（マルコポーロ？） スカンピグリル、スカンピリゾット、タコサラダ、ハウスワイン、トラヴァリッツ（二人前） ２８９Kn
カフェBUZA アイスティー １５Kn
コトル
バスティオン ビール、サラダ、シーフードリゾット、謎の魚のグリル、フルーツサラダ、トルココーヒー（二人分） ３０Euro
バール鉄道
食堂車 サラダ、カツレツ、コーヒー(２人前？曖昧) ２０Euro
ベオグラード
カファナ”？” サラダ、グラーシュ、？スペシャル、コーヒー、ビール（２人前） １４５６Din
博物館等
サラエボ 現地ツアー ２５KM
ドブロヴニク城壁巡り＋ロブリエナッツ要塞 ５０Kｎ
ドブロヴニクの博物館を４つ（民族資料館、海の家？、総督府の館美術館、水族館）回れるチケットセット ５０Kn
ベオグラード軍事博物館 ５０Din
あとは、ちょこっとおみやげ。
物価はドブロヴニクが飛び抜けて高いです。それ以外は、日本より少し安い程度。サラエボが一番安かったかな。観光客が少なめで、、、
サラエボ
Guest House Halvat
とても居心地の良い宿。朝ご飯もおいしいし、宿の人も親切でオススメです。
モスタル
Pansion Mostar
素泊まりの宿。道がわかりにくいのが難点。それ以外は、お部屋もカワイイし、悪くないと思います。でも、次回泊まるとしたら違うところにするかもね。（あまりにも迷った記憶が、、、）調べた中ではPansion Roseというところの評判が良さそうです。
ドブロヴニク
Gull's Home
ここもとても居心地のいい部屋でした。おばちゃんも人なつっこくて良かったです。ただ、夏は予約が取れないそうなので、とるなら早めに。それ以外にも、ドブロヴニクにはたくさんのソベがあるそうなので、いろいろアタックしてみると良いかも。
Dubrovnik Onlineにはすごい数のプライベートルームが載っています。調べたところ、旧市街の外になりますが、Stankovich Lodgingというところが英語サイトで評判が良かったです。とっても眺めがよさそう。それから、新市街になりますが、Villa Micikaというところも評判よさげ。ナゼかウェブサイトは日本語があります。
モンテネグロ
Hotel Marija
とてもかわいらしいホテル。従業員の人もフレンドリーで、雰囲気も良く、気分良く過ごせました。ただ、夏は予約が取れないのと、外が少々騒がしいのが難点。
ちなみに、In Montenegro という旅行代理店を通じて予約を取りましたが、そちらはダブルームで１０８ユーロになります。しかし、宿に直接電話等で予約を掛け合うか、当日宿に空き部屋があれば、一泊６５ユーロで泊まれるようです。私はとても英語で電話なんてできないので、まぁ、差額は仕方ないかな。こちらも夏は予約が取りにくい模様。
もし、モンテネグロに２泊以上するようであれば、コトルを起点にするよりも、ブドヴァ、ヘルツェグノビ等の方が便利が良さそうです。
ベオグラード
Hotel Moskva
ココはなかなか古くて歴史あるホテル。昔の熱海の宿みたいな雰囲気です（わかるかな？）設備もちょっと古びている気配。でも、調度品はアンティークみたいで趣味が良かったです。朝ご飯はすごくおいしいし、人もとても親切でした。
場所も中心街に近く、とても便利です。ちなみに、デラックスルーム（一部屋一泊１５５ユーロ）に宿泊しましたが、メゾネットタイプのすっごい広い部屋でした。大統領になった気分です。ふつうの部屋が一泊１３３ユーロであることを考えると、２０ユーロ奮発してデラックスルームにすることを絶対オススメします！ バスタブもあるしね。あと、レストランでキャビアが食べられるよ、とサシャが言ってました。 行っておけばよかったな。。。
旧ユーゴの料理は日本人に会うと思います。
ドブロヴニクとベオグラードではアイスが売っていて、みんなぱくぱく食べてました。どっちも８０円ぐらい。おいしいのでオススメです。
ボスニア・ヘルツェゴビナ料理に関しては、とてもよいガイドがありますので、是非こちらを参考にしてください。
サラエボ食事案内
内陸なので、全体的にお肉料理が多かったです。個人的にはトルココーヒーが気に入ったので、もし機会があれば是非是非。
ドブロヴニク、コトルは海に面しているため、シーフードがとてもおいしいです。
おすすめはスカンピ！手長エビが結構リーズナブルに食べられるので、ぜひ頼んでみてください。あと、リゾットでお米が食べられるのもいいですね。
ベオグラードの料理は、ボスニアと似た感じです。ちょっとトルコの影響を受けてるかな？トファフィヤというリンゴのシロップ煮のようなデザートもあります。かなり甘いですが、おいしいので、是非おためしあれ。
何しろマイナー地域ゆえ情報が少ないので、ガイドブックも外国の本に頼りがちです。
まずは、なにはなくとも、地球の歩き方。
だって日本語だし。やっぱり持ってると、安心感があります。
つぎは、こちら。ロンリープラネットウェスタンバルカンズです。旧ユーゴスラビアについて、余すところなく、詳しく載っています。
辞書的に持っていくと安心かも。でも、何が何でもなくては行けない、というほどではないかも。
それから、今回の旅行でとても役に立ったのが、旅の指さし会話帳「クロアチア」です。
こちらは、私が出発する直前ぐらいに出版されました。
クロアチアだけでなく、セルビアでも、モンテネグロでも全般的に使えました。電車の中では助かりましたよー。
あと、できたら、カバーを掛けていったほうが良いと思います。わたしもカバーを掛けていきました。表紙の赤と白のチェック模様は、思いっきりクロアチアを示すものです。（日本の日の丸みたいなもの？）
なので、セルビアより、あるいはボスニアの人が見たときに、なんと思うかは正直微妙なところ。クロアチアオンリーならばいいと思いますが、わずか１０年前に戦争があった国なので、いたずらに感情を刺激するのは避けた方がよいような気がします。
それから、情報がすごく少ないベオグラードについて。
どうしても地球の歩き方だけでは情報が足りなくて、ロンプラからでている、薄くて小さいベオグラードオンリーのガイドブックを探し当てました。（このシリーズでドブロヴニクもあり。）
こちらには、見所や、レストラン、解説などが読みやすい英語で書いてあります。ポケットサイズで持ちやすいですし、結構便利です。
ベオグラードで食べた”？”というレストランや、宿泊したホテルモスクワもこちらで知ることができました。
なので、本気でベオグラードを観光したい人には、オススメだと思います。英語なのがねー、、、
ユーゴスラヴィアについての関連書籍。
まず、入門編。
「ユーゴ紛争」千田善（講談社現代新書）
「ユーゴスラヴィア現代史」 柴 宜弘（岩波新書)
この二冊を読むと、大まかなユーゴ内紛までの流れがわかります。
次にルポ系。読みやすくて面白いものを紹介します。
不肖・宮嶋ちょっと戦争ボケ〈上、下〉1996~1999 (新潮文庫)
宮嶋 茂樹 (著)
不肖・宮嶋のネェちゃん撮らせんかい! (文春文庫)
宮嶋 茂樹 (著)
空爆されたらサヨウナラ―戦場コソボ、決死の撮影記 (祥伝社黄金文庫)
宮嶋 茂樹 (著)
誇り―ドラガン・ストイコビッチの軌跡 (集英社文庫)
木村 元彦 (著)
悪者見参―ユーゴスラビアサッカー戦記 (集英社文庫)
木村 元彦 (著)
オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える (集英社)
木村 元彦 (著)
ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)
高木 徹 (著)
どれもとっても読みやすいです。
時系列に読むなら、
誇り→ちょっと戦争ボケ上二章→姉ちゃん撮らせんかい→悪者見参→戦争広告代理店→空爆されたらサヨウナラ→ちょっと戦争ボケ下九章→オシムの言葉
という順番になります。
一通り読むと、それなりのユーゴ通になれるかも。木村さんの一連の本は、帰国してから読みましたが、旅行前に読んでおけばよかったなぁ。ベオグラードがもっと楽しくなったかも。